概要
川崎市は人口約154万人の政令指定都市。国民健康保険・後期高齢者医療制度とも葬祭費は50,000円。市営霊園を2か所運営しており、身寄りのない高齢者向けの「未来あんしんサポート事業」を実施している。
葬祭費の支給
国民健康保険加入者の場合
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 支給額 | 50,000円 |
| 対象 | 川崎市の国民健康保険に加入していた方が亡くなった場合 |
| 申請者 | 葬祭を行った方(喪主) |
| 申請期限 | 事由発生から2年以内 |
後期高齢者医療制度加入者の場合
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 支給額 | 50,000円 |
| 対象 | 後期高齢者医療制度に加入していた方が亡くなった場合 |
| 申請期限 | 葬祭を行った日の翌日から2年以内 |
申請に必要なもの
- 申請者の本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証等)
- 葬祭を行ったことがわかる書類(葬祭費用の領収書等)
- 振込先金融機関の口座番号(喪主名義)
- 被保険者の保険証(あれば)
※ オンライン申請(e-KAWASAKI)も可能。
公営墓地・霊園
川崎市は2か所の市営霊園を運営している。
| 霊園名 | 所在地 | 備考 |
|---|---|---|
| 緑ヶ丘霊園 | 川崎市高津区下作延 | 1943年開設。合葬型墓所あり(承継者不要) |
| 早野聖地公園 | 川崎市麻生区早野 | 1979年開設。壁面型・芝生型・集合個別型あり |
- 募集: 年1回の利用者募集あり
- 合葬型墓所: 緑ヶ丘霊園に2019年3月完成。承継者不要で利用可能
墓じまい・改葬の支援
川崎市には墓じまいや改葬に対する直接的な補助金制度はない。
改葬許可の申請は、現在の墓地がある自治体に対して行う(詳細は改葬許可の手続きを参照)。
終活相談窓口
未来あんしんサポート事業
身寄りのない高齢者を対象に、死後事務(葬儀・埋葬・届出)の代行支援を行う事業。
- 対象: 葬儀・埋葬等を行える親族がいない川崎市在住の高齢者
- 内容: 葬儀埋葬の代行(預託金方式)、定期的な電話連絡・訪問による見守り支援
- 有償オプション: 入退院の付き添い、預貯金通帳・実印等の預かり
- 実施主体: 川崎市社会福祉協議会 川崎市あんしんセンター
- 電話: 044-712-3372(月〜金、祝日・年末年始除く)
エンディングノート(未来あんしんサポートノート)
川崎市と川崎市社会福祉協議会が共同作成したエンディングノート。医療・介護の希望、葬儀・埋葬の方法、預貯金・保険・負債の情報等を記録できる。
- 入手方法: 各区役所、地区市民館、図書館等で無料配布。PDF版もダウンロード可能
手続きの窓口・問い合わせ先
- 葬祭費の申請: 各区役所 保険年金課
- 市営霊園の相談: 川崎市建設緑政局 緑政部 霊園事務所
- 終活支援: 川崎市社会福祉協議会 あんしんセンター(044-712-3372)
調べてみてわかったこと
川崎市の「未来あんしんサポート事業」は、身寄りのない高齢者を対象とした終活支援として注目に値する。エンディングノート(未来あんしんサポートノート)の配布や、死後事務に関する相談支援を行っており、おひとりさまの終活に行政が踏み込んだ事例といえる。
公営墓地は2か所で、合葬式の選択肢もある。葬祭費5万円は標準水準。隣接する横浜市・東京都と比較されることが多いが、終活相談の専門サービスでは川崎市が先行している。
申請期限の表記が「事由発生から2年以内」となっており、他の多くの都市の「葬祭の翌日から2年以内」と微妙に異なる点は確認時に注意が必要。
出典・公式情報リンク
出典: 川崎市「国民健康保険の給付 — 葬祭費」(2026年3月閲覧)
出典: 川崎市「後期高齢者医療制度 — 葬祭費」(2026年3月閲覧)
出典: 川崎市「市営霊園」(2026年3月閲覧)
出典: 川崎市「未来あんしんサポート事業」(2026年3月閲覧)
出典: 川崎市「エンディングノート」(2026年3月閲覧)
調査カード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査日 | 2026年3月30日 |
| 調査範囲 | 川崎市の葬祭費・市営霊園・終活支援制度 |
| 主な情報源 | 川崎市公式サイト |
| 未調査項目 | 市営霊園の使用料詳細・募集倍率 |